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活動報告
Yumi Kobayashi

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​小林ゆみの挑戦

平成27年4月26日投票日の杉並区議会議員選挙において4,279票を頂き、8位(70名中)にて当選。「財政健全化」を主軸とし、是々非々の姿勢で区政に挑戦していきます。以下、小林ゆみの議会での発言を一部紹介いたします。

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執筆者の写真小林ゆみ事務所

平成29年予算特別委員会-3月8日-(全文公開)

予算特別委員会

働き方について

◆小林ゆみ 委員  働き方について、あとWi-Fiについて。使用する資料は、資料ナンバー400番です。  まず、働き方についてです。  オックスフォード・イングリッシュディクショナリー・オンラインに、ローマ字で書く「Karoshi」という単語が登録されてから約15年が経過いたしました。それほど日本の労働時間の長さは世界的に見ても異様で、しかもそれが長年改善されていないという現状があります。  東京都の小池知事は、昨年12月、国家戦略特区の区域会議で、地方公務員の勤務時間を柔軟に運用できる規制改革を提案し、予算編成や議会対応など、繁忙期に勤務時間が延びる部署で働く職員について、1日8時間の法定労働時間の適用を受けない変形労働時間制、いわゆるフレックスタイム制を活用することなどを求めました。23区でフレックスタイム制を導入することに向けての会議を実施していると聞いていますが、そこではどのような議論がなされているのか伺います。

◎人事課長 私ども人事担当の課長会においては、フレックスタイムについての制度の検討は、現在行っておりません。したがって、23区では現在、こういった制度の導入はどこの区も行っていないという状況にございます。

◆小林ゆみ 委員  また、小池知事はライフ・ワーク・バランスを重要施策に掲げ、都は昨年10月中旬から、20時までに仕事を切り上げ、帰宅することを職員に促す20時完全退庁に取り組んでいますが、杉並区では職員が早く帰るためにどのような努力を行っていますか。

◎職員厚生担当課長 水曜日のノー残業デーに加えまして、1月からは、毎週金曜日は午後8時一斉退庁を実施してございます。また、4月からは、ノー残業デーを除く平日全ての曜日に午後8時一斉退庁を広げ、実施してまいります。

◆小林ゆみ 委員  小池知事は通勤電車の混雑対策も公約に掲げています。それに関連し、杉並区職員の通勤時間も短いにこしたことはないので、例えばですが、23区内で職員同士をトレードして区内在住の区職員をふやすなどして、通勤時間を減らすための取り組みをしてみてはいかがでしょうか。

◎職員厚生担当課長 23区の人事交流というのは制度としてはございます。それは、5年以上在職で、遠距離通勤及び結婚等の理由により、職員の申し出によるものでございます。ただ、職住近接による通勤時間の短縮というのは望ましいところでございますが、やはり住宅事情や居住の自由等もございますので、なかなか難しい課題であると考えてございます。

◆小林ゆみ 委員  やはり自分の住んでいる地域には愛着が湧くので、その地域をもっとよくしたいと思うのは住民の自然な感情だと思います。それが結果的に仕事の質の向上にもつながると考えます。また、防災の面でも、災害時に区職員が杉並区に住んでいるとメリットが多いので、区職員はできるだけ区内に在住するように働きかけをしてはいかがでしょうか。

◎防災課長 独身寮の職員を初めとしまして、区内または近隣市に在住の職員224名を都市型災害対策緊急部隊員と指名してございます。そのほかに、震災救援所の近隣に住む職員260名を初動要員と指名してございますので、災害時には現有勢力で全力で対応してまいります。

◆小林ゆみ 委員  次ですが、タスクを早く終わらせるためには、目標に到達するために何が必要なのかを認識することが重要と考えます。そのため、課内にどれだけのタスクが残っているのかをグループ内で可視化し、課全体で確認することで業務のシェアができると考えますが、そのような取り組みは行っていますか。

◎行政管理担当課長 これは、各課のマネジメントの中でいかに業務の調整をうまく行っていくかということかと考えます。私が所属している企画課においては、これから職員が取り組んでいく仕事を一覧にして、それで業務の調整を図っていくようなことに取り組んでいます。これは、例えば業務の分担を見直すとか、適時の応援をするとか、そういったことも含めて、きちんとマネジメントを図っているところでございます。

◆小林ゆみ 委員  では、区役所本庁舎に勤めている方の朝から退庁までの仕事の流れを確認させてください。また、仕事が早く終わった職員は退庁時刻までどのようにしているのか、確認いたします。

◎職員厚生担当課長 多くの職場で、まず朝、毎日ミーティングを行いまして、職員のスケジュール、その日だったり、その週であったり、その月のスケジュールの確認を行いまして業務に取り組んでございます。  また、仕事が早く終わるようなことがあったらということですが、通常、担当職員は複数の仕事を担当しておりますので、仕事が終わったら次の仕事に取り組むということで、なかなか定時までに終わらせるのが大変な状況がございます。

◆小林ゆみ 委員  ぜひ効率的にできるようにお願いいたします。  また、そのように勤務時間をなるべく少なくするための努力は杉並区でされているようですが、同時に、仕事の無駄を省いて質を上げるための努力が必要ですが、それに向けての取り組みについてお示しください。

◎行政管理担当課長 仕事の効率化を進めて、働く時間が長くならないように、これは非常に重要なことで、取り組んでいるところですが、あわせて大事なことは、今、例えば待機児対策とか、非常に行政需要がふえている中で、やはり仕事の見直しを行って業務量の削減も考えていく、こういったこともあわせて取り組む必要があるという、その両方が重要かなというふうに考えてございます。

◆小林ゆみ 委員  そうですよね。そう思うので、その質を上げるための取り組みはどのように評価するのか気になるんですが、質が上がったというその成果はどういうふうに判断するのでしょうか。

◎行政管理担当課長 今杉並区では全ての事務事業について行政評価を実施しておりますので、こういったところから各事業の評価をしていくということになるかと考えてございます。

◆小林ゆみ 委員  無駄を省くという点では、やはり民間企業の考え方や方法を研究することが有効と考えます。私の友人が勤めている石油販売会社では、内線の電話や社内メールのルールを定めており、例えば内線で電話をかけて相手が出なかった場合には、普通だったら、しばらくしたらまたかけ直しますというふうに言うと思うんですが、そういうふうに言ってはいけないというルールがあって、必ず相手から電話をかけるようにしているほか、メールでは、メールの最初と最後の、お疲れさまです、誰々でございますとか、よろしくお願いしますとか、全て省いて、用件のみ伝えるなどしているんですが、友人いわく、無駄なところに気を使わない分、大変仕事が楽になったというふうに言っておりました。  こういった企業の取り組みを参考にし、まずはメールで連絡できることはメールで済ますなど、区全体の連絡などについてのルールを定めて、無駄を省いていく取り組みを杉並区にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

◎行政管理担当課長 メールで連絡できることはメールで済ますとか、こういったことは既に取り組んでいるところではあるんですが、今おっしゃった中で、仕事の効率化を進める上で、全庁的にルールを定めてやっていったほうがいい部分があるというのは事実かと思っています。現時点で、例えば会議をより効率的に運営することとか、内部資料の作成をできるだけ簡素化することとか、そういったようなことについてルールを定めることを現在検討して進めているところでございます。

◆小林ゆみ 委員  ぜひお願いします。  また、働き方とか効率化という観点から、これは意見なんですけれども、委員会における理事者の方の仕事に関して常々思っていることがありまして、この予算特別委員会だけ見ても、理事者の皆さんの中には答弁に立たれない方もいらっしゃると思いますので、しかも皆さん、この後、6時とか7時とかまで残業されるんですよね。こちらの後ろの議員席より理事者の皆さんのほうが人数がずっと多いにもかかわらずスペースが狭いので、今話題のというか、エコノミー症候群とかになってしまわないかなというふうに、こっちから見てすごく心配しているので、椅子が大き過ぎるとか、そういう声も聞きますので、物理的な面だけでも環境が改善されればいいなと思いますので、これは意見です。  次に、区は職員の方による施策案を集めるために職員提案の制度をとっていますけれども、その募集回数が年1回、1カ月間だけとなっておりますので、もっと活発に意見を集めるために、通年募集してみてはいかがでしょうか。

◎人材育成担当課長 職員提案につきましては、職員一人一人がみずから職務や職場、区の施策等を見直しまして、その改善、改革について積極的に提案を行うものでございますので、職場の改善報告として、現在、通年で行っているものもございますので、募集期間、周知方法等も含めまして、職員提案の制度をさらに活性化させる方策について検討してまいります。

◆小林ゆみ 委員  例えば、最近徳島市では、ふるさと納税の返礼品として「阿波おどりポスター」というのを、20代のたしか女性の職員だったと思うんですが、その方が提案したところ採用されて、ことしの大ヒット返礼品となって、このポスターだけで徳島市のふるさと納税の27年度寄附金額をたったの1カ月で超えてしまったという例がありますが、杉並区の職員提案のように一括して区政全般に対して意見を募るのではなくて、例えばふるさと納税についてなど、個別の施策ごとに職員の声を集めてみてはと思いますが、いかがでしょうか。

◎人材育成担当課長 来年度につきましては、課題提案部門と自由提案部門を設けまして、所管の課題解決のためのアイデアを募集する予定でございます。

◆小林ゆみ 委員  最後になりますが、10年ほど前に区の仕事全体を対象に業務分析をした際、約6割を区として民間委託するという目標を立てたと思います。現在のように、ある課に焦点を絞って、その中の業務を分析するのではなくて、区の仕事全体をふるいにかけて外部委託可能な業務を洗い出すと、テレワークなど多様な働き方での勤務も可能な部署というかタスクもわかると思いますが、いかがでしょうか。

◎行政管理担当課長 区のほうでも、今委員からおっしゃったように、外部に業務分析をお願いするという手法もとりました。こういった手法はかなり経費もかかりますし、それからまた時間もかなりかかり、外部に頼むといっても、区の職員の負担も結構あるというようなことがあって、一概にこれがいいかどうかというのはなかなか難しい問題があるかと思っています。  今区としては、先ほど申し上げましたように、全ての事務事業に対して行政評価を実施しておりますので、この評価をしっかりと活用して、事務事業の見直しについて進めていきたいというふうに考えてございます。

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