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活動報告
Yumi Kobayashi

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​小林ゆみの挑戦

平成27年4月26日投票日の杉並区議会議員選挙において4,279票を頂き、8位(70名中)にて当選。「財政健全化」を主軸とし、是々非々の姿勢で区政に挑戦していきます。以下、小林ゆみの議会での発言を一部紹介いたします。

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執筆者の写真小林ゆみ事務所

平成29年第4回定例会(全文公開)

・一般質問(11月20日) 1.環境問題について

2.ガバメントクラウドファンディングについて

自民・無所属クラブの小林ゆみです。本日は、環境問題、ガバメントクラウドファンディングの2つの項目にわたって質問してまいります。  まず、環境問題について幾つか伺います。  今月に入り、新聞報道などさまざまなメディアに目を通している中で、環境問題について考えさせられる機会が多くありました。今月6日から17日には、COP23(国連気候変動枠組条約第23回締約国会議)がドイツのボンで開催され、温暖化対策に結束して取り組むことが確認されました。そのCOP23の中で、9日、世界の環境保護団体で組織する気候行動ネットワークは、地球温暖化対策の前進を妨げている国を指す化石賞という不名誉な賞に日本と先進国をそれぞれ選び、発表するということがありました。  また、11月13日には、米専門誌「バイオサイエンス」に、世界の科学者らが25年前に公表した地球環境への脅威に関する人類への警告の最新版が発表されました。そこでは、地球が抱える環境問題の大半が25年前に比べて驚くほど悪化していると警告されました。  これらのニュースを目にし、一地方議員として問題意識を抱くところですが、区市町村レベルで何ができるかを考えると、一人一人が取り組みやすく最も効果があるのは、やはりごみの量を減らすことだと考えます。  焼却処分するはずであったごみを出さず、資源に再利用するということは、限りある天然資源の有効活用になります。また、一般的に焼却施設の寿命は20年から25年と言われており、ごみの量が減ると、施設を長く使えるだけではなく、維持管理コストも抑えることができます。さらに、焼却するごみの量を減らすことは、結果的に地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの排出量を減らすことになり、環境への負担を減らすことができます。  ことし9月に発行された平成29年度杉並区環境白書を見ると、杉並区が現在取り組んでいる施策や今後の目標について記載がありますので、こちらを参考にし、杉並区の環境問題への取り組みを確認してまいります。  今年度の環境白書8ページを見ると、ごみ、資源の処理に係る経費についての記述があり、その経費は前年度に比べると区民1人当たり約209円減少していますが、まず、その減少の理由をお尋ねします。  さらに、その経費の内訳を見ると、ごみ経費は減っている一方で、資源経費が年々ふえていますが、その理由を伺います。  区では最近、事業系有料ごみ処理券の料金改定があり、旧ごみ処理券が使えなくなったと伺っております。区民の中には大量の旧ごみ処理券を持っている事業者の方もいらっしゃると思いますが、そのような方には、ごみ処理券の扱いについてどのようにすればよいのか、また、そのことについての周知の方法について伺います。  区内を歩いていると、人目のつかない場所に粗大ごみが捨てられているのを見かけることがあります。私が住んでいる場所の近辺でも、シールが張られていないごみが、ごみ捨て場やマンション前に長い間放置されていることがありますが、本来、区で粗大ごみを処分する際には、有料粗大ごみ処理券を購入して張る必要があります。ごみ処理券の売上金は粗大ごみ処理の経費の一部として用いられますので、捨てられている粗大ごみにごみ処理券がない場合は、区の財政上の損失が出てしまいます。  そこで、粗大ごみなどの不法投棄について、どのような品目のものが多く、どのくらいの数や量があるのか、お尋ねします。また、不法投棄によって回収されなかった粗大ごみはどのように取り扱っているのかも、あわせて伺います。  杉並区は、平成28年11月25日から、外国人居住者などに向けて、ごみ出しアプリ「なみすけのごみ出し達人(マスター)」の多言語化の対応を開始し、英語、中国語、韓国語・朝鮮語でアプリを使えるように取り組んでいます。このごみ出しアプリの利用率は現在どのようになっているのか伺います。  また、今後、東京オリンピック・パラリンピックに向け、民泊利用者などの短期滞在外国人がふえると予想されますが、長期ではなく短期滞在外国人に対するごみ出しルールの周知について、区としてどのように対応していくのか伺います。  杉並清掃工場は本年9月に竣工し、今月2日には杉並清掃工場の落成式と工場見学があったため、私も参加してまいりました。新しくなった杉並清掃工場は、入り口に足湯があり、ガラス張りの焼却炉監視室があるなど、最新の設備に大変驚かされました。総工費は約284億円とのことですが、多くの経費を費やした分、区民の方にどのようなメリットがあるのか、気になるところです。  そこで、杉並清掃工場が新しくなったことにより、区の収集・運搬などに今後どのような影響があるのか伺います。  杉並区は、実行計画において、「持続可能な環境にやさしい住宅都市づくり」のうち、杉並産エネルギーの創出と省エネルギーの推進を重点施策としています。その中で、低炭素化推進機器等の助成制度については、環境負荷の軽減に一定の役割を果たしている一方で、一部の区民を対象にしたものではないかとの意見がありますが、その点、どのようにバランスをとっているのか伺います。また、この制度をいつまで継続する予定か伺い、次の項目に移ります。  次に、ガバメントクラウドファンディングについて質問いたします。  現在、多くの自治体において、新たな財源確保の有用な手段として、ガバメントクラウドファンディングが取り入れられています。ガバメントクラウドファンディングでは、自治体によるふるさと納税の寄附金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄附を募ります。自治体の課題解決や新たな取り組みなどに共感した方から寄附を募る仕組みであるため、自分の意思を自治体の取り組みに反映することができる点から人気を集めています。さらに、クレジットカードを使い、オンライン上で手軽に納付ができるため、日本ではなかなか根づかなかった寄附文化が、今インターネットの力を得て、あちこちで芽吹き始めています。  杉並区では現在、ふるさと納税の枠組みを用い、基金への寄附を促し、返礼品競争には参加しないとの意思を区公式ホームページ上にも示しています。返礼品競争に参加しないのであればなおさら、物以外の事、つまり区の取り組みとして、寄附者の方にお返しするというガバメントクラウドファンディングは、杉並区に合っているのではないでしょうか。  以下、関連して幾つか質問してまいります。  ふるさと納税に関し、現在ある4基金をどうアピールしているのか伺います。  また、基金別に見て、個人分の寄附金が大きい順に結果はどうなっているか、その上で、現状のままの方法でよいとお考えなのか伺います。  杉並区は、ことし初めから、ふるさと納税の返礼品競争には参加しないという意思を示し、チャリティー精神を育てるという目的で、被災地支援などの取り組みなどに寄附金を用いることとしています。一方、この間、本会議や委員会において、私以外にも他の議員、委員から、ふるさと納税やクラウドファンディングの使途として、さまざまな例が具体的に区に提示されてきました。私は、何々になれる権利などを提案し、他の議員は、図書館の本の購入費に充てる、彫刻の展示に使うなどさまざまな意見がありました。  新たなクラウドファンディング等の導入についての検討で、現在までに区の中でどのように意見をまとめているのでしょうか、伺います。  また、これまで本会議や委員会において議員、委員によって出された意見を区はどのように評価、検討したのか、伺います。  ふるさと納税の使途やPRの方法について、現在は区の職員が知恵を絞って取り組んでいることと思いますが、今後は第三者による新しい視点、斬新なアイデアが杉並区への寄附をさらにふやすことにつながる可能性もあります。例えば、広報専門監や女子美術大学など外部の意見を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか、見解を問います。  三鷹市は、ことし9月、都立井の頭恩賜公園内に建設する太宰治記念文学館と吉村昭書斎の工事費の一部をクラウドファンディングで賄うことを発表しました。工事費の約1割に当たる2,500万円を目標に設定し、全国の太宰治ファン、吉村昭ファンに寄附を呼びかけています。  ガバメントクラウドファンディングの取り組みとして、三鷹市のように文化・教育的な視点で使途を設定することが、ここ杉並区の風土、特色に合っていると私は感じます。杉並区における文化・教育的なプロジェクトとしては、荻外荘が当てはまると思いますが、荻外荘以外に、文化・教育の分野で区はどのようなものを想定しているのか、お尋ねします。  岐阜県関市のPR動画「もしものハナシ」、これは、もし刃物がなかったらということですが、動画投稿サイト、ユーチューブに公開したところ、わずか半年で再生回数が15万回を超え、その結果、寄附金額が10倍になりました。関市観光交流課の主任主査によれば、関市とその特産品が刃物ということが知られていなかったとのことで、市の特産品のアピールの場にもなっています。  一方、杉並区は、ふるさとチョイス内の4基金の紹介ページを見ますと、各基金につき、関連する写真が1枚、多くて2枚あるのみで、詳しい紹介や動画などがなく、具体的に寄附金がどのような場所や計画に使われるのかが想像しづらい状況です。岐阜県関市のように、各基金で何ができるのかを区民がより想像しやすい形でアピールすべきと思いますが、区の見解を問います。  最後に、ふるさと納税という納税制度が身近になり、多くの方に支持されている理由は、ふるさとチョイスのサイトの使いやすさも関係していると考えられます。ふるさとチョイスは、クレジットカードでの納付ができるなど、簡便な方法で寄附ができます。しかし、今後、ふるさと納税制度やふるさとチョイスのサイトが終了する場合も考えられますが、その際には、杉並区は寄附者の便宜を図った寄附方法などを継続するのかお尋ねし、質問を終わります。

○議長(富本卓議員) 理事者の答弁を求めます。  環境部長。       〔環境部長(北風 進)登壇〕

◎環境部長(北風進) 私からは、環境問題に関する一連の御質問にお答えをいたします。  まず、ごみと資源の処理に係る経費についてでございますが、杉並区の1人当たりのごみ排出量は、ごみの資源化の推進などいわゆる3Rの推進によりまして、年々減少してございます。現在、6年連続23区最少となってございます。これによりまして、ごみ処理に係る車両経費や東京二十三区清掃一部事務組合への分担金が減額になることから、ごみ処理経費は減少してございます。  一方、資源の経費につきましては、資源の回収量が減少傾向にあるものの、回収車両の減までには至らず、委託における人件費の増などによりまして、経費が微増傾向にあるものでございます。  次に、旧ごみ処理券の取り扱いについてのお尋ねにお答えします。  本年10月から事業系のごみ処理に係る料金の改定がございまして、10月をもって旧ごみ処理券は使用できなくなっております。11月以降、大量に旧ごみ処理券を持っている事業者の方には、改定後の料金との差額をお支払いいただいた上で新しい券との交換をするか、払い戻しをしているところでございます。  周知方法といたしましては、「広報すぎなみ」や区ホームページへの掲載、商店会への通知とともに、処理券販売店での料金改定チラシの配布などにより、周知の徹底を図ってきたところでございます。  次に、粗大ごみの不法投棄についてのお尋ねですが、ごみの集積所に不法投棄されている粗大ごみは、28年度実績で約2,900点ございました。多い品目としましては、布団やカーペット、椅子などでございます。  不法に出されました粗大ごみは、その場では回収せず、粗大ごみとして受付センターに申し込むよう告知シールを貼付し、1週間程度集積所に取り残し、引き取りを誘導しております。その後、引き取られない粗大ごみにつきましては、集積所の適正な管理状態を維持するため、清掃事務所で回収し、処理をしているところでございます。  次に、外国人居住者や短期滞在外国人への対応についてでございますけれども、外国人居住者などに向けまして、平成25年度からごみ出しアプリを配信してございますが、本年10月末でダウンロード数は約3万3,000件でございます。多くの方に御利用いただいているというふうに承知をしてございます。  また、民泊など短期滞在外国人に対してごみ出しルールの周知でございますけれども、現在区では、民泊事業への対応につきまして検討を行っているところでございまして、今後、届け出により把握した事業者等に対しましては、事業系ごみであることの周知をしっかりと行うとともに、他自治体の先行事例なども参考にしつつ、分別ルールにつきまして、多言語チラシ等の作成、配布をするなど、短期滞在外国人に対するごみ出しルールの周知徹底に努め、オリンピック・パラリンピック開催に向け、万全の体制で臨んでまいります。  次に、杉並清掃工場が竣工しましたことによる収集・運搬などに対する影響についてのお尋ねにお答えします。  本年9月に、5年にわたる工期と約284億円の建設費を投じ、新たな清掃工場が完成をいたしました。建てかえ工事期間中は、周辺他区への工場にごみを搬入したことによりまして運搬に時間を要しましたことから、清掃車両の台数をふやし、収集・運搬業務を行ってまいりました。工場完成後からは車両台数をもとに減車するとともに、より効率的な収集を行うため、収集時間の変更と、一部地域での収集曜日の変更もあわせて実施をしたところでございます。区といたしましては、今後もさらなる収集・運搬業務の効率化と区民サービスの向上を目指した取り組みを進めてまいります。  私から最後になりますが、低炭素化推進機器等の助成制度に関するお尋ねにお答えします。  区では、住宅都市としての特性を踏まえまして、住宅の省エネ化によって環境負荷の軽減を推進するため、太陽光発電機器や家庭用燃料電池などの設置助成を行い、これまで4,000件を超える助成を行ってまいりました。今年度からは、より多くの区民に御利用いただけますよう、比較的経費をかけずに省エネ効果が期待できます高日射反射率塗装や窓断熱改修を助成の対象に加えるとともに、新たに、同一年度における同一申請者の助成限度額を30万円としたところでございます。  当該制度につきましては、実行計画において平成31年度まで実施をすることとしてございますが、計画改定の際に、区民の需要や太陽光発電機器等の普及状況、杉並区全体のエネルギー消費量の推移等を検証し、その後の取り組み内容を決定してまいりたいと存じます。  私から以上でございます。

○議長(富本卓議員) 区民生活部長。       〔区民生活部長(森 雅之)登壇〕

◎区民生活部長(森雅之) 私からは、ガバメントクラウドファンディングに関する一連の御質問にお答えいたします。  最初に、ふるさと納税に係る4基金のアピールについてのお尋ねですが、まず、基金の所管におきまして、ポスターの掲示やリーフレットの配布を行うとともに、イベントなどに区職員が出向き、募金箱を手に寄附を呼びかけるなどの取り組みを行っております。さらに、例えば次世代育成基金では、同基金活用事業のOBに対して寄附を依頼するなど、各所管がそれぞれの特色を生かしてさまざまな工夫や努力を行っているところでございます。  また、4基金共通の取り組みといたしましては、ふるさと納税サイトのふるさとチョイスや、先日開催したすぎなみフェスタでの案内、さらには、広報、区ホームページ、PRパンフレットなどを通じて、広く寄附を呼びかけているところでございます。  次に、基金ごとの個人分の寄附額のお尋ねですが、平成28年度の4基金への法人、団体分を除く個人分の寄附実績は、社会福祉基金が325万円余、次世代育成基金が249万円余、みどりの基金が246万円余、NPO支援基金が14万円となってございます。今後さらに寄附が集まるよう、それぞれの基金の活用実績をわかりやすく示すなど、寄附者の心をつかむ取り組みをなお一層強化してまいりたいと存じます。  次に、ユーチューブの活用についてのお尋ねがございました。  情報発信の手段につきましては、先ほど申し上げたとおり、さまざまな方法を用いております。その1つとして、ユーチューブの活用も次世代育成基金など一部で実施しておりますが、さらに広げてまいりたいと存じます。  次に、新たなクラウドファンディング等の検討についてのお尋ねですが、区ではふるさとチョイスを通して、新たに荻外荘復原整備、日本フィル被災地復興支援活動に対する寄附の受け付けを始めたところであり、広報、ホームページ、すぎなみフェスタなどのイベントでも、寄附の呼びかけを行っております。当面はこれら新たに始めた事業に重点を置き、取り組んでまいります。  この間、皆様からさまざまな御提案をいただいておりますが、杉並区におけるふるさと納税といたしましては、返礼品競争には参加せず、健全な寄附文化の醸成に寄与することを基本姿勢としており、そうした観点から、今後の参考とさせていただきたいと考えているところでございます。  次に、ふるさと納税のPRなどについて、広報専門監や女子美術大学などの外部の意見を取り入れることについてのお尋ねですが、まず広報専門監からは、さまざまな場面で適宜、指導助言を得ているところでございます。また、外部の意見の取り入れにつきましては、区は、女子美術大学とデザインに係る連携協働に関する協定を締結しているところであり、必要に応じて協力を求めていくものでございます。  次に、文化・教育的観点からのガバメントクラウドファンディングの取り組みについてのお尋ねにお答えいたします。  御指摘のように、地域に合致した内容で取り組むことは大変大切なことと考えております。そうしたことから、現在、杉並の特色を生かした取り組みとして、国の史跡に指定された荻外荘の復原整備と、区に本拠地を置く日本フィルの被災地復興支援活動に対する寄附の受け付けを始めたところであり、当面はこれらを先行して取り組んでまいりたいと考えております。  最後に、寄附者の便宜を図った寄附方法についてのお尋ねですが、まず区では、ふるさと納税につきましては、国による見直しが必要であると考えております。一方で、同制度のように簡便な方法で寄附ができるよう利便性に配慮することは、寄附を行いやすくすることにつながるとも考えております。こうしたことから、御指摘のような状況の変化が生じたといたしましても、寄附者の利便性には配慮していくべきものと考えております。  私からは以上でございます。

○議長(富本卓議員) 9番小林ゆみ議員。       〔9番(小林ゆみ議員)登壇〕

◆9番(小林ゆみ議員) 御答弁ありがとうございました。  ただいまガバメントクラウドファンディングの質問に対する御答弁をいただきましたけれども、ガバメントクラウドファンディングの質問の1番目のところですけれども、個人分の寄附の実績、平成28年度分を示していただきました。社会福祉基金、次世代育成基金、みどりの基金が200から300万円ほどだということですが、NPO支援基金が14万円ということで、これは全然区民の方の心に響いていないというか、いろいろすぎなみフェスタ等でPRされているということですけれども、ちょっとそのPRもどうなんでしょう、区民の方が寄附をしたいというふうな気持ちになっていないということのあらわれだと思うので、NPO支援基金に対するPRをもっと強化していただくか、もしくはNPO支援基金というものに何か取ってかわるような新しい基金をつくるべきと考えますが、NPO支援基金の個人の寄附金額の低さについてどのようにお考えか、お聞かせください。  あと、他の議員や委員から、私も含めですけれども、さまざまなふるさと納税やクラウドファンディングの税の使途を提案してきましたけれども、それは今後の参考として、現在は荻外荘や日本フィル、そういうものを進めていくというふうにおっしゃっていました。区の返礼品競争に参加しないという意思は、確かにそういう考えもあるのかなというふうにこちらも思っているわけでして、それを踏まえた上で、私や他の議員から、さまざまな実行可能なプランを提示したところですけれども、それは区の今後の自主財源確保のためにも取り入れていったほうがいいと思うんです。そのことについて見解を伺います。  あとは荻外荘のPRなんですけれども、女子美術大学などとは継続して連携協力していくということだったんですけれども、荻外荘は、今後、杉並区の資源としてどんどんアピールしていく必要が私はあると思うんです。質問の中でも申し上げたように、杉並というのは、文化・教育の点からいうと、ほかの地域からもかなり評価が高い土地ですので、荻外荘やほかの資源をもっとアピールしてほしいと思います。それで、女子美術大学などに、例えばですけれども、荻外荘のゆるキャラをつくってもらったりして、ユーチューブをもっとつくってみるとか、新たな、やっぱり斬新な取り組みが必要だと思うんです。その点、ゆるキャラですとか、新しい荻外荘のアピール方法をぜひ考えていただきたいと思うんですが、見解を伺って終わります。

○議長(富本卓議員) 理事者の答弁を求めます。  区民生活部長。       〔区民生活部長(森 雅之)登壇〕

◎区民生活部長(森雅之) 私からは、小林議員の再度の質問についてお答え申し上げます。  最初に、NPO基金に関してでございますが、確かに、基金が具体的にどのように使われ、どのような形で役立っているかの情報発信が弱かったような認識を持ってございます。こうしたことから、NPO基金だけではございませんが、よりその基金の事業による成果を具体的に紹介して、寄附をした方の思いをまたあわせてPRしていくことで、基金に対する共感が得られるよう取り組んでまいりたい、このように考えております。  それから、新たなクラウドファンディングの御提案を数々この間いただいてきたところでございますが、先ほど申し上げたとおり、まず私どもといたしましては、荻外荘と日本フィルの取り組みに注力をして、こちらのほうで一定の成果を上げていきたいというふうに考えております。ただ、今後、他のものについて閉ざしているわけではございませんで、あくまでも先行しているこの事業について取り組んでいくというところでございます。  また、荻外荘のPRについて、斬新な取り組み等が必要ではないかという御指摘ですが、まさに荻外荘の全国的な価値、歴史的な価値、文化的な価値をどのように発信していくかというのは大切なテーマでございますので、引き続きその点について努力して、多くの賛同者が得られるよう努めてまいりたい、このように考えてございます。  私からは以上でございます。

○議長(富本卓議員) 以上で小林ゆみ議員の一般質問を終わります。



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