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活動報告
Yumi Kobayashi

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​小林ゆみの挑戦

平成27年4月26日投票日の杉並区議会議員選挙において4,279票を頂き、8位(70名中)にて当選。「財政健全化」を主軸とし、是々非々の姿勢で区政に挑戦していきます。以下、小林ゆみの議会での発言を一部紹介いたします。

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  • 執筆者の写真小林ゆみ事務所

令和4年 予算特別委員会-3月11日-(全文公開)

更新日:2023年2月24日


◆小林ゆみ 委員  SDGs関連の教育と補助金、区立小中学校への太陽光発電システム設置、職場体験、校外学習について伺います。使用する資料は、資料請求で頂いた資料の150番、236番です。  まず、SDGs関連の教育と補助金について質問いたします。  今年2月に、令和4年度地方創生に資するSDGs関連予算一覧が内閣府地方創生推進事務局により発表されました。資料150番ですが、SDGs関連の補助金についての資料によりますと、杉並区は、令和3年度に文部科学省から、地域と学校の連携・協働体制構築事業、また補習等のための指導員等派遣事業に関する補助金を活用していますが、それぞれSDGsのどのゴールに該当するものでしょうか。

◎学校支援課長 両方とも、目標の4であります「質の高い教育をみんなに」に該当するところでございます。

◆小林ゆみ 委員  地域と学校の連携・協働体制構築事業に関する補助金について、2,093万8,000円が歳入額として記載されていますが、その補助金の使い道として「学校の支援」が挙げられています。これは具体的にどのような事業で、令和3年度、4年度の当初予算のどのような経費に充当させるんでしょうか。

◎学校支援課長 まず事業の件ですけれども、事業の内容の主なものとしましては、学校支援本部やPTAの活動、それから教育活動を支援する学校サポーター、そして部活動支援などでございます。  補助金は、学校支援本部の人件費とか放課後子ども教室のボランティアや部活動の外部指導員の、そういう経費などに充てているところでございます。

◆小林ゆみ 委員  主に人件費系ということが分かりましたが、次、補習等のための指導員等派遣事業について、138万6,000円が歳入額として記載されていますが、この使途について説明を求めます。

◎学校支援課長 この事業の補習等の「等」には、部活動指導員による部活動が該当しているところでございまして、この補助を受け、短時間の会計年度任用職員でございます部活動指導員の人件費に充てているものでございます。

◆小林ゆみ 委員  SDGs関連の補助金は、教育分野だと、地域における家庭教育支援基盤構築事業など、このほかにも様々なものがあると思います。今後も、このようにSDGs関連の補助金事業は国のほうで拡充されることが予想されます。区には、こうした補助金について今後さらに視野を広げて獲得に励んでいってほしいと思いますが、いかがですか。

◎企画課長 御指摘のあった内閣府の関連予算一覧、SDGsに関連する補助金ということでの一覧、私も承知をしておりますけれども、中には農林水産省の関連がかなり多いというようなことも見てとれます。ただ、御指摘のように、取り得る内容があればしっかり区のほうでも手を挙げて、特財の獲得はしていかなきゃいけないということで、SDGsとの関連もありますので、全庁に対してはしっかり周知をしていきたいというふうに思ってございます。

◆小林ゆみ 委員  子供たちの学びの環境を整えるためにも、区の取組の後押しないしバージョンアップを図って、特定財源を有効活用できるよう、これからも広くアンテナを張って財源確保に努めていただくよう要望いたします。  次に、SDGs関連の教育についてですが、今月2日のICT教育ニュースによると、スカパーJSATは、今年2月28日、全国の小学生の保護者を対象に実施した小学校のSDGs教育についてのインターネット調査の結果を発表しました。その中で、子供のSDGsの学び方は、「学校の授業で学ぶ」が44.3%で突出して高く、子供が関心を持っているSDGsは、「海の豊かさを守ろう」が23.8%で最多となっております。この結果について区はどのように分析しますか。

◎済美教育センター統括指導主事(加藤) 約半数の児童が学校の授業でSDGsを学ぶことであると回答していることについては、改めて学校教育の担うべき役割の大きさを感じているところです。  また、「海の豊かさを守ろう」が子供の関心が最も高いということについては、明確な理由は分かりませんが、主な環境問題として考えられる地球温暖化や海洋汚染、水質汚染、森林破壊、大気汚染などは、直接海に関わるものですとか間接的に海に影響を及ぼすものが多いのではないかと考えています。

◆小林ゆみ 委員  先日、世界初、AIが審査する全日本高校生SDGs英語スピーチコンテストが今年5月に開催というニュースを目にしました。これは高校生向けですけれども、小中学生向けにも、SDGs関連のスピーチコンテストなどは行われているんでしょうか。近年、杉並区の小中学生が参加したスピーチコンテストのテーマを伺います。

◎済美教育センター統括指導主事(加藤) 子供たち一人一人の興味関心は様々ですので、それぞれがどういったコンテストに参加しているかまでは把握しておりませんが、本区では毎年、環境教育の一環として、小中学生環境サミットを開催しております。区立小中学校の実施する先進的な環境教育活動の事例発表を通して、多くの子供たちの理解を図るとともに、環境教育の推進を目的としております。  発表のテーマとしては、例えば自然とともに暮らそうですとか杉並版環境チェックシートの取組、小中連携プログラムなどが実際にございました。

◆小林ゆみ 委員  近年、総合学習以外の教科の教科書の中にも、SDGsに関する記述が増えているというふうに子供たちから聞きます。SDGsについては、杉並区の区立小中学校で使用している教科書において、どの科目の教科書に載っているんでしょうか。

◎済美教育センター統括指導主事(加藤) ざっと申し上げますと、小学校は、社会、理科、生活、外国語、図画工作、家庭、音楽の教科書に記載されております。中学校ですと、社会、理科、外国語、美術、保健体育、技術家庭、音楽科となります。

◆小林ゆみ 委員  何かすごいですね。理科というか、数学以外全部みたいに聞こえたので。分かりました。取組を進めているということが確認できました。ありがとうございます。  次のテーマに移ります。区立小中学校への太陽光発電システム設置について質問します。  杉並区において、太陽光発電システムは全区立小中学校の何割に設置されているんでしょうか。また小中学校への設置の目的を伺います。

◎学校整備課長 太陽光発電システムの設置状況ですけれども、現在、杉並区立小中学校63校のうち36校、約57%の学校に設置しております。  設置目的でございますが、自然エネルギーを活用した省エネ、震災救援所としての防災機能強化や環境教育等の観点から行っているものでございます。

◆小林ゆみ 委員  資料236番を見ると、区立施設に設置された太陽光発電システムの予定使用年数が未定となっているものと、17年以上使用予定、※補助金対象工事というものが2種類ありまして、区立小中学校に関してみても、この2種類に分かれていると思います。この違いについて説明を求めます。

◎施設整備担当課長 資料のほうに「予定使用年数未定」と記載してございますのは、補助金などの制度上の縛りがないため未定と記載しているものでございます。「17年以上使用予定」と記載しているものと比べまして、何か特段耐用年数が劣るとか、そのような機器を設置しているとか、売電用に考えているとか、そういったものではございません。

◆小林ゆみ 委員  じゃ未定というのが多かったので、補助金が使えなかった事業も多いのかなと思います。  次、法定耐用年数についてですが、これは減価償却費に関する要素であり、太陽光発電設備の場合は17年と設定されていますが、この法定耐用年数より実際ははるかに長い間使用できますが、杉並区は大体何年くらいを想定しているのでしょうか。

◎施設整備担当課長 太陽光パネルの想定年数でございますけれども、メーカーの保証年数では20年とか25年と設定されております。そのほかの書籍などの情報も踏まえますと、20年から30年ぐらいが使用の想定と考えてございます。

◆小林ゆみ 委員  30年以上使うのはちょっと勧められていないのかなと理解しました。  太陽光発電システム設置のデメリットの面についても幾つか見ていきますが、昨日そして本日先ほども、太陽光発電システムの費用対効果についての質疑がありましたが、投資分の元を取るという視点で見ると、かなり長期間かかる、ほとんど無理ということが確認できました。また、地震や台風、津波など災害の多い日本において太陽光発電パネルを設置することには危険性が伴うと思いますが、近年でも災害時、パネルが飛ばされたり発火したりする例が全国で確認されています。  例えば平成30年9月には、台風21号により、大阪市住之江区で1万3,780枚の太陽光パネルが飛散、破損し、破損したパネルから発火がありました。ほかにも、平成30年だけで台風による被害が26件報告されました。また西日本豪雨では、19か所の太陽光発電施設でパネルなどが損傷し、うち11か所は土砂崩れが原因でした。令和元年度は太陽光パネルが飛散、落下する事故が全国で135件起こるなどしています。  区立施設、特に小中学校などにおいて、これは主に子供が利用する施設ですが、ここに太陽光発電システムを設置するということは、先ほどのいろいろな報道というか、被害の状況を見ても少し危険なのではないかと思っているんですが、見解を伺います。

◎学校整備課長 いろいろ災害等あるという状況ではありますけれども、基本的に太陽光パネルにつきましては、いわゆるJIS規格などの基準によりまして耐風圧計算を行うなどして設置しておりますので、基本的には飛散することはないものと考えております。  なお、安全に太陽光発電設備を使用できるように、学校設備の保守点検委託の中で、太陽光発電設備についても点検を行っているところでございます。

◆小林ゆみ 委員  太陽光発電システムの企業選定についても伺いますが、これは入札なのか随意契約なのか、どちらになっていますか。これまでに区で選ばれた太陽光発電システムの製作会社の選定理由を伺います。

◎施設整備担当課長 太陽光パネルの設置につきましては、基本的には電気設備工事として入札を行い、請負契約の中で行っております。  工事発注の際は、図面で仕様などを記載してございますが、特段メーカーは指定してございません。工事請負者が図面を確認し、仕様に合う商品、メーカーのものを選択した上で、それを区が承認するという形で設置してございます。

◆小林ゆみ 委員  いろいろ伺ってまいりましたが、太陽光発電システムの設置に当たっては、補助金の活用も含めた費用対効果の改善に気を配りつつ、安全かつ高性能なパネルを選んでいただきたいと要望いたします。  最後に、職場体験、校外学習について質問します。  区立小中学校における職場体験や校外学習の目的を確認します。

◎済美教育センター統括指導主事(加藤) 職場体験の目的は、生徒が自立した社会人となるための心構えを養うとともに、自己有用感を高め、生きる意欲を引き出すことです。  一方、校外学習の目的は、豊かな自然や文化に触れることで学校における学習活動を充実発展させるとともに、集団生活を通して人間的な触れ合いを深め、互いを思いやり、共に協力し合う態度を養うこととなります。

◆小林ゆみ 委員  もうちょっと具体的に将来の夢につながる仕事を見に行くのかと思ったんですけれども、ちょっとぼんやりしたというか、ざっくりした目的なんですね。  区役所だったり区立施設への職場体験は、例年実施していますか。

◎済美教育センター統括指導主事(加藤) おっしゃるとおり例年実施しております。場所としましては、済美教育センターですとか区立小学校、区立図書館等が挙げられます。

◆小林ゆみ 委員  ほかのところは行ってないんですね。教育系だけなんですね。分かりました。  コロナ禍が始まって以来、杉並区における職場体験、校外学習の実施状況はどうなっていますか。

◎済美教育センター統括指導主事(加藤) 令和2年度ですが、職場体験は原則実施しておりません。  また、校外学習につきましては、緊急事態宣言下での実施を原則認めておりませんでしたので、中止したものが多くございました。令和3年度については、感染防止策を徹底しまして、受入先の意向を十分に尊重した上で、できる限り実施しております。  体験学習ができなかった場合につきましても、講話形式で学校で実施するなど、全校が職場体験や校外学習の目的を達成するために工夫して実施しております。

◆小林ゆみ 委員  令和4年度どうなっていくのか伺います。

◎済美教育センター統括指導主事(加藤) これまでにできた地域とのつながりですとか関わり、こういったものを大切にしながら、職場体験につきましては、様々な形態で実施することが考えられます。その中でも、オンラインを活用した遠隔学習も生徒の多様な職業観に応じる1つの方法であり、新しいつながりや関わりが生まれる可能性もあると考えております。

◆小林ゆみ 委員  ぜひ多様に行っていっていただきたいと思います。  昨年11月に発行された令和3年度杉並区教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(令和2年度分)報告書というのがありましたけれども、それの末尾に学識経験者の評価が載っておりました。  その中に、若者の中で親ガチャという自分の生まれた環境に対する諦念のような言葉が広がっているという内容がありました。職場体験や校外学習というのは、学びの内容、やっていることが社会だったり将来の仕事につながっているのだと、勉強や努力でいろいろなことが将来自分の人生を切り開ける鍵になるのだと感じてもらう鍵になると思うので、大変重要だと思っていますので、今後もぜひよろしくお願いします。

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