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活動報告
Yumi Kobayashi

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​小林ゆみの挑戦

平成27年4月26日投票日の杉並区議会議員選挙において4,279票を頂き、8位(70名中)にて当選。「財政健全化」を主軸とし、是々非々の姿勢で区政に挑戦していきます。以下、小林ゆみの議会での発言を一部紹介いたします。

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  • 執筆者の写真小林ゆみ事務所

平成28年予算特別委員会-3月10日-(全文公開)

予算特別委員会

科学教育、図書館の閲覧スペースについて

◆小林ゆみ 委員  科学教育について、また図書館の閲覧スペースについてです。使用する資料は、区政経営計画書と次世代型科学教育の拠点づくりに関する調査・研究業務報告書です。  まずは、科学教育についてです。  世界ではこの20年でビジネスのインフラが変わり、もはや、高度なICT人材なしにはビジネスが成り立たない世界になってきました。その流れの中で、IT先進国であるアメリカでは、STEM教育というものが注目されています。STEM教育とは、Science、Technology、Engineering、Mathematicsの頭文字、S、T、E、Mをとり、それらに重点を置いた教育のことをいいます。これらの分野でいかに多くのリーダーを育てていくかが国の発展に大きく関係してきます。  日本でも、平成32年には、日本のウエブビジネスの市場規模が平成22年時点と比べ4.5倍に拡大すること、また、それにより、ウエブ系企業の雇用者数も約150万人増加することが見込まれているため、STEM教育の重要性が国内でも認識されつつあります。  杉並区でも、STEM教育に当たる科学教育に力を入れていると思いますが、区政経営計画書の173ページには次世代型科学教育についての記載があります。次世代型科学教育とは、具体的にどのようなものを指すのでしょうか。

◎生涯学習推進課長 次世代型の科学教育とは、これまでの科学館のような来館型ではなく、常に最先端の技術を提供して、子供から大人まで、世代を超えて、身近な場所で科学に親しみ、学ぶことができる、そういう環境を整えるということでございます。それは、出前型、ネットワーク型の科学教育事業を指すものというふうに考えてございます。

◆小林ゆみ 委員  ことし科学館が閉館してしまいますが、科学教育充実に向けて、27年度はどんな取り組みをしてきたのでしょうか。

◎生涯学習推進課長 27年度につきましては、小中学校への理科の出前授業のほか、区内のイベントとタイアップいたしまして移動式プラネタリウムを実施しましたほか、企業等と連携をしてフューチャーサイエンスクラブなども実施してございます。区民に身近な場所で、これまで以上に充実した内容で実施できたものというふうに考えてございます。また、2月28日には、セシオン杉並におきまして、第1回のすぎなみサイエンスフェスタという参加体験型の科学イベントを開催したところでございます。

◆小林ゆみ 委員  私もそのサイエンスフェスタに行ってきました。会場のセシオン杉並は、未就学児や児童でにぎわっており、大変よい体験型学習の場となっていました。ただ、サイエンスフェスタのチラシを見ると、「幼児や小学校低学年の児童には保護者が同伴してください」という記載があり、確かに、小さい子供が一人で向かうには少し行きづらい立地であると感じました。  そこで、サイエンスフェスタやフューチャーサイエンスクラブで行ったような内容を、地域ごとに各学校や施設で行うことも検討してはいかがでしょうか。

◎生涯学習推進課長 まず、保護者同伴というふうにパンフレットに入れたのは、お子さんの安全の面と、あと、体験型ですので、小さなお子さんだとなかなか一人で体験するのは難しいということで、補助に親御さんが当たっていただくということで、チラシの中に入れております。  先ほども申し上げましたように、区民に身近な場所で科学に親しみ、学ぶ機会を提供するということは今後も進めてまいりたいと思います。ただ、サイエンスフェスタのような大規模なイベントになりますと、会場の条件もありますので、そのあたりにつきましては、今後研究してまいりたいと考えてございます。

◆小林ゆみ 委員  サイエンスフェスタは、ワンフロアごとにさまざまな体験ができるゾーンに分かれていたと思いますが、特に地下1階の未来の科学者ゾーンでは、私が子供のころには考えもつかなかったような近未来の科学を扱ったブースがあって、新鮮な驚きと興味を持って見せていただきました。  また、次世代型科学教育の拠点づくりに関する調査・研究業務報告書の4ページから13ページには、区民が答えた科学教育に関するアンケート結果があり、「参加したい科学イベントの種類」という項目を見ると、宇宙に関するイベントと、コンピューター・ICTを使った科学体験・学習への区民の皆様の関心が高いことが読み取れました。  区は去年にも、フューチャーサイエンスクラブにて最先端の科学に触れる機会を提供していましたが、区がこういった未来志向の科学教育に力を入れる理由や背景はどのようなものでしょうか。

◎済美教育センター統括指導主事(大島) 私たちの生活を支えている科学は日進月歩で進化しているものでございます。そうした最先端の科学に親しみ、生涯にわたって学びを続ける機会を整備することは、子供たちが夢に向かい、志を持ってみずからの道を開くために有効であると考え、充実させております。

◆小林ゆみ 委員  また、サイエンスフェスタの数あるブースの中でも、宇宙エレベーター実演には感心しました。宇宙エレベーターとは、荷物を積む、宇宙まで上らせる、荷物をおろす、おりて戻るなど、プログラミングによりタスクをつなぎ合わせ、エレベーターで地上から宇宙まで人や物を運ぶための装置です。ロケットやスペースシャトルで宇宙に行くのには数百億円かかるとのことですが、宇宙エレベーターでは数億円で行けることになるので、コストが大幅に削減されるとのことです。  区はなぜこのような宇宙エレベーターのプログラムを行うに至ったのか、その経緯をお示しください。

◎済美教育センター統括指導主事(大島) 夏休みに私どもが開催しました中学生フューチャーサイエンスクラブで宇宙エレベーターについて学んだ生徒が、そこでの学びを生かして、今回のサイエンスフェスタで実演をしました。  フューチャーサイエンスクラブは、区内の中学生が未来の科学を体験しながら学ぶ機会として今年度実施したもので、宇宙開発やロボット開発などの未来の科学について学びました。宇宙開発、ロボット開発のその流れの中で、宇宙エレベーターを題材として取り入れ、それを動かすプログラミングについても子供たちは学びました。試行錯誤しながら問題解決に取り組む中学生の姿を見て、とても価値ある教材であると受けとめてございます。

◆小林ゆみ 委員  その宇宙エレベーターを動かすために必要なプログラミングについてですが、総務省は今年度から地方の小学校でプログラミング教育を支援しており、軌道に乗れば、全国の小学校で導入を促すということが決定しました。  ここ杉並区内では、ことし1月に、杉並区立大宮小学校がプログラミングのワークショップを開催しましたが、希望者が多く、2回実施することになったほど、子供たちの関心が高いことが明らかとなりました。  このように小学生も大きな関心を寄せるプログラミングですが、杉並区はプログラミング教育の導入について、どの時期に、小学校ですとか中学校ですとか、取り入れるのが適正と考えるのでしょうか。

◎済美教育センター統括指導主事(大島) 先ほども御答弁させていただきましたが、今後の国の動向を踏まえつつ、区教委としても、小中学校でのプログラミング教育の実施のあり方については検討してまいりたいと考えております。

◆小林ゆみ 委員  また、杉並区教育ビジョン2012推進計画を見ると、区立中学校3年生の学習習熟度は、26年度は50.5%であり、この数字を上げるためには、思考力や判断力などの問題解決能力が鍵となっていると、去年の文教委員会で示されました。プログラミングはコンピューターの動作原理を学ぶことであるため、与えられたものをこなすという受動的な取り組みとは異なり、学習するにつれ、問題解決能力や情報リテラシーなどの21世紀型スキルが身につきます。さらに、従来の科目では思うように成績が伸ばせないといった子供も、プログラミングで頭角をあらわし、子供たちが自信をつけるという可能性も考えられます。  そのため、杉並区で授業内でのプログラミングの利用を検討してもよいと思いますが、まずは土曜日学校などでプログラミングを取り入れてみてはいかがでしょうか。

◎済美教育センター統括指導主事(大島) これまでに、土曜日学校、それから土曜日授業などの機会も活用して実施してきた小学校もあることから、各学校の実情に応じまして、企業やNPOと協働して展開できるよう支援してまいりたいと考えおります。

◆小林ゆみ 委員  お願いいたします。  また、学校のクラブ活動への導入というのは既に行われているのでしょうか。

◎済美教育センター統括指導主事(大島) 中学校の部活動で、パソコン部などで実施しているというふうに伺っております。

◆小林ゆみ 委員  この項の最後に、私は、今回、教育の面からいろいろ調べていくうちにプログラミングに興味を持ったので、今度開催されるプログラミング教育のワークショップに参加する予定です。  区は、子供の教育に興味を持つ親世代など、子供だけでなく、幅広い年齢層の区民に向けて、このようなワークショップを行ってみてはいかがでしょうか。

◎生涯学習推進課長 大人の方も対象にしたサイエンスワークショップは、今年度も既に実施をしております。ただ、プログラミングというテーマは今年度は扱っておりませんので、次年度以降、そういうテーマも扱えるかどうかについては研究してまいりたいというふうに考えてございます。

◆小林ゆみ 委員  お願いします。  次は、図書館の閲覧スペースについて伺います。  先日、産経新聞の報道をきっかけに、図書館で自習することの是非についての議論が起きました。一般的に、図書館は蔵書を閲覧したり調べたりする場所であるため、本来であれば、自分の教科書や問題集を持ち込んではいけないということになっています。ただ、自習が許されているか否かは、実際には図書館によって方針が分かれているところです。この問題について意見が分かれているため、杉並区ではどのようになっているのかが気になって、質問させていただきます。  まず、区立図書館内の閲覧席や読書室はどのぐらいの数がありますでしょうか。

◎中央図書館次長 閲覧席は区内図書館全体で665席ございまして、うち児童用が171席ございます。

◆小林ゆみ 委員  子供たちはそれらをどのように利用しているんでしょうか。

◎中央図書館次長 児童用の閲覧席は、午前中は、低年齢のお子さんが保護者の方と一緒に御利用になっていらっしゃいます。児童生徒の皆さんは、午後、放課後に御利用いただいております。また、土曜日や日曜日は一日中御利用いただいています。それから、夏休みなどの長期休業期間はとてもよく御利用いただいております。それから、児童生徒の御利用になられる資料によりましては、一般席のほうを利用する場合もございます。

◆小林ゆみ 委員  閲覧室などに対して、区民の皆様からの意見とか要望は寄せられているんでしょうか。

◎中央図書館次長 子供の閲覧席について、もっとふやしてほしいというような御要望をいただいております。

◆小林ゆみ 委員  それらの要望に対して、区は何か工夫をされているんでしょうか。

◎中央図書館次長 学校が長期休業になります夏休みなどの場合におきましては、会議室とか多目的ホールを一定期間、子供たちの調べ学習などに活用できるように開放しております。

◆小林ゆみ 委員  全国では、その地域の各学校の定期試験日程を調べて、利用状況に合わせて閲覧できるスペースを拡大するなどして事態の打開を図っているんですけれども、杉並区でも、需要の多い期間を調査して、閲覧室の利用を拡大してみてはいかがでしょうか。

◎中央図書館次長 先ほどもお答えいたしましたとおり、夏休みなど、お子様たちの御利用が多いので、会議室のほうを御利用いただいていますが、地域館によりましては、中高生の利用が多い地域館もございます。そういうところは、やはり試験期間中なんかに、一定期間なんですが、会議室などを開放しまして御利用いただいております。これからも柔軟に対応してまいりたいと考えております。

◆小林ゆみ 委員  ぜひお願いいたします。  また、図書館側は区内小中学校の学校司書と連携しているようですが、それは具体的にどのような内容なのでしょうか。

◎済美教育センター所長 学校司書については、小中学校全校に配置し、当然ながら、団体貸出ですとか、あと、学校司書がさまざまな図書に関する問題について御相談させていただいたり、協議させていただいたり、そういったことで連携しているところでございます。

◆小林ゆみ 委員  最後の質問となりますが、小中学校の図書室の自習などで利用できる日時は、週何回、1日何時間なのでしょうか。

◎済美教育センター所長 もともと小中学校の図書室は、自習のためにつくられたスペースではございません。学校司書が勤務している、学校司書は週5日6時間の勤務でございますので、日常の教育活動を行っているときには当然ながら全部あき、いわゆる図書の時間、図書室で読書をしたり、あるいは調べ学習で図書を活用したり、そういったところで実施をしております。  あと、長期休業中、夏休み等は司書も勤務しておりますので、そのときには、貸し出しを行ったり、子供たちが来て本を読んだり、中には自習といって勉強する子もいるようですが、そんなに数は多くないかなと考えております。

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